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板金の寸法を決めたい
曲げた後の寸法と、切り出す前の長さを区別します。どこからどこまで測る寸法なのかをそろえることが、最初の一歩です。
このガイドで分かること
- 接点・外側寸法の違い
- 曲げ代と展開長の関係
- 穴ピッチと公差が組付けに与える影響
青:入力条件の記号 / 赤:計算で求める量。図は概念図です。
- t:板厚 / R:内側曲げ半径
- A・B:接点までの直線長さ
- BA:曲げ代 / L:展開長
下の数値は説明用の例です。リンク先では通常の計算画面が開きます。「入力する条件」を入れて確認してください。数値は自動転記しません。
寸法の基準を決める
計算画面では「直線部分」と「外側仮想交点まで」を切り替えます。外側寸法は、曲げ前後の外面を延長した仮想の角までの距離です。内側寸法や接点までの長さとは異なります。
- 板厚t、内側半径R、曲げ角度θをそろえる
- θは平板から回転させた角度。内側の開き角は180°−θ
- 外側寸法なら接点までの後退量SBを両側で引く
SB = (R + t) tan(θ/2)
曲げ代を足して展開長を出す
Kは板厚に対する中立線位置の割合です。材料名だけで一つに決まる値ではありません。同じ材料・板厚・金型・曲げ条件の試作や加工条件で確かめます。
BA = θrad (R + Kt) / L = A + B + BA
例:接点までの直線長さから計算
入力する条件
- 直線長さ A = 40 mm、B = 30 mm
- 板厚 t = 2 mm、内側半径 R = 2 mm
- 曲げ角度 θ = 90°、K = 0.40(仮定)
計算結果
- 曲げ代 BA ≈ 4.398 mm
- 展開長 L ≈ 74.398 mm
同じ形を外側寸法で表すならAout = 44 mm、Bout = 34 mmです。40・30をそのまま外側寸法へ入れると別の形になります。K = 0.40は説明用で、加工を保証する値ではありません。
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曲げ寸法と穴の組付けを確認する
組立後の寸法は、部品の長さだけでなく曲げ角度や穴位置でも変わります。長さの足し引きに整理できる寸法連鎖と、2穴のすきま比較を使い分けます。
例:2本のボルトが両部品の穴で動ける条件
入力する条件
- 部品Aの穴ピッチ 100 ± 0.1 mm
- 部品Bの穴ピッチ 100.2 ± 0.1 mm
- 両部品の最小穴径6.6 mm、ボルト最大径6.0 mm
計算結果
- 最悪ピッチ差 ΔP = 0.4 mm
- 各穴対の必要中心ずれ = 0.2 mm
- 可能な中心ずれ = 0.6 mm → 余裕0.4 mm
穴列方向の平行移動で合わせる1次元モデルです。ねじ穴・固定ピン、3穴以上、横方向、位置度には適用しません。この余裕は図面公差全体の適合や実機の組付けを保証しません。
加工できる形と、完成時の寸法を照合する
展開長が出ても、割れずに曲げられるか、工具が入るか、穴が変形しないかは別の確認です。まず1曲げを理解し、複数曲げでは干渉と寸法の基準を順に確認します。
- 材質・調質、曲げ方向、最小半径、スプリングバック
- 金型・工具の適合、最小フランジ、曲げ順序と干渉
- 穴・切欠き・逃げの曲げ部からの距離
- 試作の測定値とK・展開長を合わせ、完成形で検査
確認したことをメモする
確認漏れを減らすためのメモです。チェック数で安全・合格を判定するものではありません。内容は送信・保存しません。
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参考情報・参考計算です。設計への適合性・安全性を保証するものではありません。実際の材料、部品仕様、使用条件を確認してください。