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CORE LINKS · DESIGN GUIDES

ピンでつなぐ部分の強さを確認したい

ピンが太ければ、接合全体も大丈夫とは限りません。ピンを切る力と、穴の周りの板を傷める力を分けて確認しましょう。

二面せん断の二股接合断面。左右方向の板荷重、上下方向のピン軸、2つのせん断面とピン径。FF/2F/2Dτavgn = 2
二股の外板で中央板を挟む接合の断面概念図です。ピン軸は上下方向、板は左右に引かれます。赤い破線が2つのせん断面。外板のF/2は対称・均等分担を仮定した値です。

このガイドで分かること

  • せん断面の数と荷重の通り道
  • 接合全体の荷重と1枚の板の荷重
  • せん断・面圧・端抜け・曲げを区別

青:入力条件の記号 / 赤:計算で求める量。図は概念図です。

  • F:接合が伝える全荷重、D:ピン径
  • n=2:ピンにできるせん断面数
  • τavg:各面での平均せん断応力

下の数値は説明用の例です。各例のボタンから、数値・単位・モードを計算画面へ読み込めます。通常の計算リンクは入力例を読み込みません。

どこを、どの向きに引くか描く

接合全体のFが、ピンと各板にどう流れるかを先に整理します。部品の枚数とせん断面数は同じとは限りません。片持ちや隙間が大きい形では曲げも問題になります。

  • 重さだけでなく外力・加速度・繰返しも確認
  • ねじ部ではなく実際の有効断面を確認

一面と二面の平均せん断を比べる

各面が等しく荷重を受ける理想モデルでは、面数が2なら平均応力は1面の半分です。応力が小さいことと、安全であることは別で、対応する許容せん断応力や疲労条件との比較が必要です。

A=πD²/4、τavg=F/(nA)

例:同じ1,000 N・ピン径10 mmで比較

入力する条件

  • F=1,000 N、D=10 mm
  • 一面n=1と、均等分担の二面n=2

計算結果

  • 一面:τavg≈12.732 MPa
  • 二面:τavg≈6.366 MPa

ピンの曲げ、板の面圧、疲労、隙間、応力集中はこの式には含みません。二面だから接合全体が2倍強いと決めるものではありません。

説明用の数値・単位・モードをまとめて読み込めます。開いた後で自分の条件に変更できます。

穴の周りの板も、1枚ずつ確認する

中央板は全荷重、対称な外板2枚は均等分担を確認した場合に各F/2で検討します。穴の面圧にはピン径、正味断面と端抜けには穴径を使い分けます。

  • 面圧:ピンが穴を押す。板厚とピン径で変わる
  • 端抜け:穴から板端までの残りの部分を確認
  • 正味断面:穴を除いた板の残り幅を確認
実務で確認を深める

外板が非対称、薄板の変形が大きい、接触に偏りがある場合は均等分担を仮定できません。平均応力の比較は接触応力分布・塑性・規格の端距離・ピン曲げを自動評価しません。

許容値と壊れ方をそろえて比較する

引張強さをそのまません断の許容値として使いません。材料・状態・繰返し・規格などに合う許容値が必要です。ピンと各板の弱い条件に加えて、抜け止めと摩耗も確認します。

  • 適用する許容値と安全率の根拠
  • 曲げ、疲労、摩耗、抜け止め、組付けと検査

確認したことをメモする

確認漏れを減らすためのメモです。チェック数で安全・合格を判定するものではありません。内容は送信・保存しません。

参考情報・参考計算です。設計への適合性・安全性を保証するものではありません。実際の材料、部品仕様、使用条件を確認してください。