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CORE LINKS · DESIGN GUIDES

穴と軸のはめあいを確かめたい

同じ「20 mm」でも、穴と軸には寸法の幅があります。最もきつい組合せと最もゆるい組合せを比べると、はめあいが見えてきます。

すきまばめの軸方向断面図。穴径D、軸径dと直径差Cを示す。dDC = D − d直径のすきま・差を拡大表示
すきまのあるはめあいの軸方向断面図。差を拡大して描いています。C = D − dは直径の差で、中心が一致する場合の片側すきまはC/2です。

このガイドで分かること

  • 穴と軸の寸法範囲を別々に見る
  • 最小すきまと最大すきまを求める
  • はめあいの分類と、実際の組付けを区別

青:入力条件の記号 / 赤:計算で求める量。図は概念図です。

  • D:穴の直径 / d:軸の直径
  • C:直径の差。負ならしめしろ

下の数値は説明用の例です。各例のボタンから、数値・単位・モードを計算画面へ読み込めます。通常の計算リンクは入力例を読み込みません。

呼び寸法を上限・下限へ読み替える

図面の呼び寸法と上下の許容差から、穴・軸それぞれの最小寸法と最大寸法を出します。プラス・マイナスの符号と、mm・μmの取り違えに注意します。

  • 穴:DminとDmax、軸:dminとdmaxを別々に整理
  • 小さい方と大きい方が逆になっていないか確認
  • JIS/ISOの記号は、対象径・等級の実際の許容差を確認

最もきつい・ゆるい組合せを求める

最小すきまは「最小の穴 − 最大の軸」、最大すきまは「最大の穴 − 最小の軸」です。負のすきまの絶対値がしめしろです。

  • Cmin > 0:この寸法範囲ではすきまがある
  • Cmax < 0:この寸法範囲ではしめしろがある
  • 正負にまたがる:組合せで状態が変わる。0は接触の境界
実務で確認を深める

ここで求めるのは直径差です。半径方向の位置決め精度、軸の倒れ、真円度、円筒度をこの数字だけで決めることはできません。幾何公差と接触の条件を別に確認します。

Cmin = Dmin − dmax、Cmax = Dmax − dmin

数値と使いたい機能を照合する

すきまがあることが、そのまま適切という意味ではありません。回したい、位置を決めたい、力を伝えたい、分解したいなど、目的に合わせて許容する範囲を決めます。

例:20 mm付近の穴と軸を比べる

入力する条件

  • 穴:Dmin = 20.000 mm、Dmax = 20.021 mm
  • 軸:dmin = 19.980 mm、dmax = 19.993 mm

計算結果

  • 最小すきま Cmin = 0.007 mm = 7 μm
  • 最大すきま Cmax = 0.041 mm = 41 μm

入力した範囲はすきま側です。特定のJIS/ISO等級の表を自動適用した例ではありません。41 μmの最大すきまが、必要な精度に合うかは別の確認です。

説明用の数値・単位・モードをまとめて読み込めます。開いた後で自分の条件に変更できます。

温度・形状・組付けを別に確認する

寸法上のすきまがあっても、温度差や形状、粗さ、異物で入りにくくなることがあります。しまりばめでは、圧入応力や必要な組付け力も追加で確認します。

  • 基準温度と使用温度、穴と軸それぞれの材料
  • 真円度・円筒度・粗さ、面取り、バリ、清浄度
  • 軸受やハブなどの機能、相手部品の必要条件
  • 圧入・加熱冷却・分解の手順と実物の測定

確認したことをメモする

確認漏れを減らすためのメモです。チェック数で安全・合格を判定するものではありません。内容は送信・保存しません。

参考情報・参考計算です。設計への適合性・安全性を保証するものではありません。実際の材料、部品仕様、使用条件を確認してください。