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CORE LINKS · DESIGN GUIDES

ベルトで回転を伝えたい

プーリの大きさと軸間距離が分かると、回転数とベルト長の目安が求められます。まずピッチ径と外径を取り違えないことから始めましょう。

開ベルト正面図。外接接線、ピッチ径、軸間距離と同方向回転の矢印。n₁n₂D₁D₂C
交差しない開ベルトを軸方向から見た概念図です。2つのプーリは同じ向きに回ります。青が駆動n₁、赤が従動n₂。D₁・D₂はピッチ径で、線は理想ピッチ線を表します。

このガイドで分かること

  • ピッチ径と開ベルトの回転方向
  • 速度比・理想ベルト長・巻付角
  • 張力差と軸受荷重、製品定格の違い

青:入力条件の記号 / 赤:計算で求める量。図は概念図です。

  • D₁・D₂:駆動・従動のピッチ径
  • C:軸の中心間距離
  • n₂:従動回転数、L:理想ピッチ線の長さ

下の数値は説明用の例です。各例のボタンから、数値・単位・モードを計算画面へ読み込めます。通常の計算リンクは入力例を読み込みません。

方式・ピッチ径・軸間距離を決める

ここで扱うのは2軸・交差しない開ベルト・滑りなしのモデルです。歯付きプーリではピッチと歯数からピッチ径を確認します。外径やベルト外周長をそのまま入れません。

  • 2軸の位置と、プーリ・フランジ・ベルトの干渉
  • 同じ歯形・ピッチ、幅、使用環境

回転数とベルト周速を確認する

開ベルトは同方向です。従動のピッチ径が2倍なら回転数は半分になります。速度比が決まっても、伝えられるトルクや張力までは決まりません。

n₂=n₁D₁/D₂、v=πD₁n₁/60(D₁はm、n₁はrpm)

長さと巻付角を計算する

長さは直線2本と各プーリに巻き付く円弧の合計です。小プーリの巻付角が小さくなると、噛み合う歯や接触条件の確認が重要になります。

例:80 mmから160 mmへ伝える

入力する条件

  • D₁=80 mm、D₂=160 mm、C=300 mm
  • n₁=1000 rpm、開ベルト・滑りなし

計算結果

  • n₂=500 rpm、周速v≈4.189 m/s
  • 理想長L≈982.332 mm、巻付角≈164.675°

982.332 mmはそのまま注文する規格長ではありません。製品の長さ基準・歯数・軸間調整範囲・張り代を照合します。巻付角だけで伝達能力は判断しません。

説明用の数値・単位・モードをまとめて読み込めます。開いた後で自分の条件に変更できます。

伝えるトルクと、軸が受ける力を分ける

トルクTを伝える張力差は、ピッチ径Dに対しΔF=2T/Dです。軸受が受ける力は両側張力のベクトル和であり、張力差と同じではありません。初張力や各側の張力を別に確認します。

実務で確認を深める

この幾何計算はベルト幅・歯の強度・歯飛び・伸び・張力の分配を評価しません。実際の速度、加減速、負荷変動、軸剛性、取付け誤差、歯形ごとの定格と噛合い条件で製品を選定します。

確認したことをメモする

確認漏れを減らすためのメモです。チェック数で安全・合格を判定するものではありません。内容は送信・保存しません。

参考情報・参考計算です。設計への適合性・安全性を保証するものではありません。実際の材料、部品仕様、使用条件を確認してください。